ボデーをかっこよくキメるのは、
塗装だと思う。
A.I

A.I

2016年入社
  • 塗装
  • 車のカスタム

バイクや車をカスタムすることが趣味。休日にはカスタムカーのイベントに行き、「次はあれやってみたい」なんて考えるのが楽しいそう。オーダーメイドのボデー作りに、カスタムと近い魅力を感じて入社した。カスタムでやらかしたなと思うことは、バイク通勤時の排気音。マフラーを改造して爆音の排気音に変えられたのは気持ちいいが、遅刻ギリギリに会社に行くとすぐばれる…と反省。

独り立ちは突然に。

塗装といっても、細かい工程がたくさんあるんです。まず始めに塗装しない部分を養生して、ボデーを油取りで拭いて、やすりをかけて、下地の塗装に入って…仕上げの色を吹いて、最後に養生を外して、やっと終わり。全部の工程を終えるのに1、2週間はかかるかなぁ。ピカピカの新車ってやっぱりテンションが上がるし、私も車が好きだからその気持ちは良くわかる。だから、作業するときは自分がこのトラックの運転手になるんだと思ってやってます。
最初は先輩とペアを組んで紙貼りから教わりました。入社3年目を迎えたある日。「もうすぐ独り立ちしてもらうからね、頑張ってね」って言われたんです。いやいや、まだ全部の工程教えてもらってないんですけど! でもやるしかない。急ピッチで知識を詰め込みました。ちょっとだけ先輩が鬼に見えた…けど、経験あるのみの世界だし、早いうちから任せられるに越したことはない。ラッキーだったなって今は思います。

独り立ちは突然に。

巨大なボデーも、虫1匹に負けるときがある。

塗装班にとって、避けられない大敵がいます。まずは天気。乾いていない状態で雨に濡れちゃいけないんです。これは布をかぶせたりしてどうにか防ぐけど…どうにも難しいのが湿気。たとえば黒の色を吹いても、湿気を含むと白っぽい仕上がりになってしまう。野外なんで除湿機は全く役に立たないし。だからそうなったら別の日にやるしかありません。1番許せないのは虫。塗料の甘い匂いにつられて来るらしいんですけど…塗りたての面に止まってるのを見ちゃったときなんか、もうほんと最悪…。納期が決まってる中でスケジュールを立てながら作業を進めてるのに、天気や虫に振り回されちゃうんです。でもしょうがない。蝶々にも天気にも悪気はないし。広い心で受け止めなきゃ。こういうトラブルには悩まされるけど、「ちょっとぐらいいっかぁ」なんてヨレたままで納品するのは、やっぱりやりたくないんです。

年の差50歳。大先輩の領域に、
いつか追いつけるかなぁ。

先輩たちもみんな、口を揃えて言うのは「ヒデさんはすごい」ってこと。ヒデさんは、もうすぐ70歳になる大ベテランの職人さんです。紙貼りも塗装もめちゃくちゃ早くて、わたしがやると1週間かかっちゃう作業を4日でパパッと終わらせてたりする。なのに仕上がりはすごく綺麗。塗り残しも塗りムラもない。ほんとどうやってるんだろう…少し手が空いたときはヒデさんの動きを見てます。最近、ちょっぴり嬉しいことがあるんですよ。私が1人で塗装を任されるようになってから、たま〜にヒデさんが私のところに来てアドバイスをくれるようになったということ。ヒデさんに色々教えてもらえるのはなんだか気が引き締まる。それに、少しだけ認めてもらえた気がして嬉しいんです。

年の差50歳。大先輩の領域に、いつか追いつけるかなぁ。
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